FX初心者が手を出していい通貨、ダメな通貨

FXのための国際通貨研究所事務局   2016年8月8日   FX初心者が手を出していい通貨、ダメな通貨 はコメントを受け付けていません。

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少額の資金でもレバレッジをかけた取引によって大きな利益を期待できることから、人気を集めているのが外国為替証拠金取引(FX)です。誰でも簡単にはじめられるFXですが、安定した取引を続けるためには抑えておきたいポイントがいくつかあります。今回はその中でも、FX初心者が手を出していい通貨、ダメな通貨を見てみましょう。

外国為替証拠金取引(FX)とはなにか

そもそも外国為替証拠金取引(FX)とは、どのような仕組みの資産運用でしょうか。証拠金を業者に預けることで原資産となる通貨や株価、金価格などの価格や指数を参照して、売買の差額のみをやり取りする差金決済と呼ばれる取引をおこなう差金決済取引(CFD)の一種であるFXでは、通貨そのものを取引の対象としています。

FXと同様に外貨を扱う金融商品として外貨預金が知られていますが、外貨預金とFXで異なる点として、レバレッジをかけることで比較的少額の資金でも取引ができることと、為替差益(キャピタルゲイン)と金利差益(インカムゲイン)による利益を期待することがあげられます。

1998年の外為法(外国為替および外国貿易法)改正によって、それまで為替銀行に限られていた為替業務が一般企業にも解放されました。外為法の改正当初は制度面での不備が多かったことから外貨預金に注目が集まりましたが、比較的少額の資金でもはじめられて、大きなリターンを期待できるFXに注目が集まることとなりました。

覚えておきたいFXの取引対象となる「通貨ペア」

FXで取引の対象となる「通貨ペア」とは、売買する2つの国の通貨の組み合わせです。通貨ペアでは、「米ドル/日本円(USD/JPY)」や「ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)」のように、売買する通貨を組み合わせて同時に表記します。通貨ペアは原則として、外国為替市場で取引がおこなわれている通貨同士で成立しますが、取引量の少ない通貨との通貨ペアはFXの取引対象となるケースはあまり多くありません。

FX初心者が手を出していい通貨、ダメな通貨

FXは少ない資金(証拠金)にレバレッジをかけた取引をおこなえることで資金効率のよい取引が期待できますが、安定した取引のためには通貨ペアを選ぶときにいくつか注意したい点があります。それらの点を見てみましょう。

流動性の高い通貨「メジャーカレンシー」

FXで取引する通貨ペアとしてもっとも重要な点として、外国為替市場で取引される通貨の中で、取引量・取引参加者が多いメジャーカレンシーを対象とすることがあります。

メジャーカレンシーとして扱われる通貨は

  • 米ドル(USD)
  • ユーロ(EUR)
  • 日本円(JPY)
  • 英ポンド(GBP)
  • スイスフラン(CHF)

が当てはまります。

近年では取引量・取引参加者の増加から、豪ドルとカナダドルを含めるという考え方もあります。

メジャーカレンシーとマイナーカレンシーを分ける「リクイディティ(流動性)」

外国為替市場には流動性(リクイディティ)の高さによって「メジャーカレンシー」と「マイナーカレンシー」という区分があります。リクイディティが高ければメジャーカレンシー、低ければマイナーカレンシーとして扱われ、基本的にメジャーカレンシー以外は全てマイナーカレンシーとして扱われます。メジャーカレンシーであれば、外国為替市場での流動性や信認に問題があることはほぼありませんが、マイナーカレンシーの中には流動性だけでなく通貨の信認で不安や問題を抱えているケースもあります。

高金利で人気の高いマイナーカレンシー

取引のリスクが高いとされるマイナーカレンシーですが、通貨によってはその高金利から、メジャーカレンシーよりも人気が高いことがあります。資源国通貨として知られるオーストラリアドル(AUD)や南アフリカランド(ZAR)は、その高金利から国内のFXトレーダーに高い人気があります。しかし外国為替市場でのリクイディティは低く為替レートの値動きが荒いため、初心者に向いているとは言いにくい通貨です。

おわりに

その手軽さから人気が高まっているFXですが、はじめたばかりであれば取引の対象としたい通貨ペアはおのずと限られてきます。取引するときには経験にあった通貨ペアで取引するように心がけましょう。